不妊症について
妊娠を希望して避妊することなく性生活をして1年間妊娠しない場合を「不妊症」とされます。日本では、晩婚化により妊娠する年齢が上がっており、早期に適切な治療を受けることから、期間を1年間と改められました。また、35歳以上であれば、6ヵ月以上避妊せずに性交しても妊娠しなければ、医学的な検査を始めるべきだと推奨されています。
妊娠を希望して1年で80%、2年で90%が妊娠するといわれています。日本では10組に1組のカップルが不妊症に悩んでいます。妊娠率は年齢の上昇につれて低下しますので、早めの検査・治療が望まれます。
妊娠するけれど習慣流産となる場合は「不育症」と言い、基本的には不妊症とは異なります。
妊娠に成功するためには、月経周期に合わせて検査を行うことが必要です。また、不妊の原因は男女ともに存在します。
男性側の原因が約24%、女性側が41%、両性に原因がある場合が24%、原因不明が11%とされています。(世界保健機構統計)